何気ない一言

2003年7月25日
仕事もいよいよ最終日。
片付けのために全員集合。
嫌な一日の始まりだった。

最終日の前にちょっと問題が起きた。
本来の仕事をするに当って、リーダー的ポストの役割があった。
一応公平な役割分担を雇用側が決めた。
が、問題が発生!
雇用側の手違いにより、新人はそのリーダー的ポストに
つけなくなってしまったのだ。
で、新人が当っていた日を古株達が相談して雇用側に提出。

しかし新人のAはどうしてもそのポストがやりたい。
納得がいかないAは雇用側に訴えていた。
雇用側が認めたのかどうかは定かではないが、一番重要な日に
Aはリーダーポストを変わってもらっていた。
もちろん古株達の目も、変更になっている勤務表に釘付けだった。

いざ当日。
予想以上の忙しさに雇用主側も総動員で対応。
そんな日に新人が・・・私なら断りたいくらいだ。
それなのに・・・
マイペースAは楽しげだった。
最後までは見届けられなかった私は後にその後の話を聞く。

マイペースAの仕事ぶりは、周りが見えないために他の人々がハラハラしたそうだ。
休憩にしても早く取らなと後で大変なことになる・・・
そう心配する仲間の気も知らず、マイペースは続いたそうだ。
いざAの休憩。
見る見る間にAの仕事が溜まっていく。
痺れを切らせた人がAを呼びにいく。
結局Aは自分のやるべき仕事が一人では出来ず、
皆に手伝ってもらうこととなったらしい。

そんなAに古株達はお冠。
それは・・・仕方ないなと思う私だった。
Aは私に
「休憩も満足に取らせてもらえなかった。」
と訴えた。
うーん、それは自業自得ってものではなかろうか?
周りの状況を考えて行動しないと・・・

そんな後の片付けだったから、Aに対する風当りは強かった。
さすがのAも感じているだろう。
仕事が終わって私はとっとと部屋を出て行った。
その場にいるのがもう嫌だった。

車に乗り込もうとした時に声をかけられた。
私は忘れ物をしていた。
また戻るのか・・・
私はこっそり忘れ物をとって帰ろうとしたその時、
皆が振り返るくらいの大きな声で呼びとめられた。

「アールさ〜ん、もう仕事終わったの〜?お疲れ様〜!」

仕事で2〜3回一緒になった方。
私はどちらかと言うと記憶に薄いタイプだと思うのです。
それなのに名前も顔も覚えて下さっていたのです。
簡単に会釈してその場をさりましたが、
なんだかその一言で救われた気になりました。

(ありがとうございます。Sさん。)

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